日本語と日本文化を学ぶ私の旅
昔から日本に強い興味と関心を持っていました。日本の文化、言語、そして暮らしに魅了され、高校卒業後、インドネシアの大学で本格的に日本語と日本文化を学ぶことを決意しました。この決断は、私の将来を大きく左右する、とても大きなものでした。
学び始めた頃の苦労
日本語を学び始めた頃、すぐに多くの壁にぶつかりました。それまで知っていた日本語といえば、「ありがとう」「さようなら」「おやすみ」くらいの簡単な言葉だけでした。しかし、実際にはひらがな、カタカナ、そして漢字を覚えなければなりませんでした。
また、日本語の文法はインドネシア語と大きく違っているため、文の構造にも慣れる必要がありました。
インドネシア語では「主語–述語–目的語–修飾語」の順番ですが、
日本語では「主語–修飾語–目的語–述語」となります。この違いを通して、相手の話を最後まで聞くことで、初めて文の意味が理解できるという大切な教訓を得ることができました。
漢字を覚える努力
学びの中でも特に難しかったのが漢字です。
漢字には正しい書き順があり、それに加えて訓読みと音読みという複数の読み方も覚えなければなりません。 私は、ひとつの漢字を覚えるために、50回以上ノートに繰り返し書きました。そうすることで、正しい書き順と美しい字形を身につけることができました。
その努力の結果、当時、約500字の漢字を覚えることができました。新たなモチベーション
大学では、文法(ぶんぽう)、会話(かいわ)、日本事情(にほんじじょう)、聴解(ちょうかい)など、さまざまな分野を学びました。毎日コツコツと努力を続けた結果、2回も奨学金をもらうことができ、それがさらに私のモチベーションを高めてくれました。
そして、4学期目には、日本語能力試験のN3レベルに合格することができました。
これからの道のり
私の日本語学習の旅は、まだ始まったばかりです。
これまで出会った困難や、何度も書き続けた漢字、口に出して練習した日本語の一つひとつが、私を夢に近づけてくれています。
「努力と情熱があれば、不可能なことはない」私はそう信じています。この旅の続きを歩むのが、今からとても楽しみです。
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